「東京春夏秋冬」シリーズ2作目は、明治時代の浮世絵師・小林清親の描いた花火に思いを馳せて、隅田川花火大会の風景を描きました。
煌びやかに光り輝く花火と見物客のシルエットの対比は不思議なノスタルジーを感じます。
駒形橋を歩きながらこの景色を眺めた時、街も人も明治からすっかり様変わりしているけれど、江戸の粋や風物は変わらずに残っていると実感しました。
過ぎゆく夏を懐かしく思い出すような気分で作品を眺めてもらえたら嬉しいです。
――つちもちしんじ
夏の駒形橋/東京春夏秋冬
中版錦絵
水性多色木版(和紙:越前生漉奉書)
イメージサイズ 172*252mm
絵師:つちもちしんじ
製版:柏木隆志
摺り:柏木隆志
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